banner
ホームページ / ニュース / 三菱重工業株式会社 企業情報
ニュース

三菱重工業株式会社 企業情報

Jun 25, 2023Jun 25, 2023

プレス情報

共有

・CO2の大量海上輸送確立に向けた技術開発・実証を目的としたNEDOプロジェクトの船舶・2023年度下期の完成・引き渡しに向けて建造中。

三菱重工下関造船所での進水式

三菱重工業(MHI)のグループ会社である三菱造船株式会社(本社:横浜市)は、本日、液化二酸化炭素(LCO2)輸送実証試験船の進水式を挙行しました。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の実証事業(CCUS研究開発・実証関連事業/苫小牧市における大規模CCUS実証/CO2輸送に関する実証事業/CO2マリンに関する研究開発・実証事業)に活用交通機関)。 式典は、山口県下関市の三菱重工下関造船所江之浦工場で、船主である三友汽船株式会社をはじめ協力会社の代表者出席のもと行われました。

NEDO実証事業の受託者の一つである一般財団法人技術高度化協会(ENAA)が三友汽船よりチャーターし、研究開発に使用するLCO2海上タンクシステムの設置・運用を行います。 追加のプロジェクトパートナー3社、川崎汽船株式会社(“K” LINE)、日本ガスライン株式会社、お茶の水女子大学は、ENAAから委託を受け、船で輸送されるLCO2の圧力制御と安定性に関する研究開発を実施する予定です。安全かつ低コストでCO2を輸送する技術の開発・実証を行うとともに、本船の実証実験を企画します。

三菱造船は、液化ガス船(LPG、LNG両タイプ)の建造で培ったガスハンドリング技術とノウハウを活かし、船舶の設計から貨物格納システムを含む建造までを担当しています。

進水式には三友汽船、日本瓦斯、“K”LINEの代表者が出席した。 艤装や海上試験を経て、2023年度後半に引き渡される予定だ。

カーボンニュートラル社会を実現する有効な手段として、二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)が注目されています。 CO2 排出源は炭素利用や貯蔵のために選ばれた場所から離れた場所にあることが多いため、そのような貨物を安全かつ経済的に輸送できる LCO2 運送業者の需要が増加すると予想されます。 三菱造船は、本船の建造経験を活かし、三菱重工グループのエネルギー転換戦略への事業強化を図るとともに、CCUSバリューチェーンの構築に必要なLCO2船の各種技術開発を行っていきます。

三菱重工グループは、エネルギー転換に向けた事業強化に向けた戦略的な施策を推進しています。 三菱造船は、成長戦略「MARINE FUTURE STREAM」の中で、再生可能エネルギーと炭素循環による海事経済の脱炭素化と自律・自律による安心・安全な社会の実現をビジョンに掲げています。電動化を推進し、海洋関連イノベーションにおける新たなアイデアの創出と実現に取り組んでいます。 その一環として、三菱造船はLCO2運搬船の開発・実用化を積極的に推進し、海洋システムインテグレーターとして脱炭素化の実現を目指してまいります。

LCO2実証試験船のイメージ

船舶の概要

LCO2キャリアのコンセプトビデオ

三菱重工業 (MHI) グループは、エネルギー、スマート インフラストラクチャ、産業機械、航空宇宙、防衛に及ぶ世界有数の産業グループです。 三菱重工グループは、最先端の技術と深い経験を組み合わせて、カーボンニュートラル世界の実現、生活の質の向上、より安全な世界の確保に役立つ革新的な統合ソリューションを提供します。 詳細については、www.mhi.com にアクセスするか、spectra.mhi.com で当社の洞察やストーリーをご覧ください。